神本豊秋氏トークイベント『再生建築の可能性~壊す「更新の文化」から残す「再生の文化」へ~』
2025年5月28日(水) 18:30~21:00東京都港区西麻布 K&K Studio
世界トップシェアの排水圧送ポンプメーカーのSFA Japanが、より自由でより長寿な建築について探究するための機会として、建築家・神本豊秋さんによるトークイベントを開催します。
再生建築研究所を率いる神本さんは「壊す更新の文化から、残す再生の文化へ」という価値観変革を先導し、様々なタイプの建物の大規模な改修・コンバージョンを手掛けてきました。
BELCA賞ベストリフォーム部門を受賞した『東郷の杜 東郷記念館』では、1968年竣工のRC造4階建ての建物の耐震補強を行いながらテラスの追加や動線の整理を施し、現代の機能的・景観的要請に即した空間を実現させました。2020年日本建築学会作品選集新人賞を受賞した『表参道ミナガワビレッジ』は、1957年に竣工して増築が繰り返された木造建築群と庭を再生させ、カフェ・居住・オフィスの複合用途を実現し、現在も再生建築研究所が入居し運営を行っています。
このような複雑な改修設計でしばしば問題になるのが、設備の配管経路です。主催者であるSFAが実現したいことも、より自由な水まわりのプランニング。今回はそんな設備に関する技術的なお話も交えながら、再生建築が纏う空気感と、その具体的な達成方法について議論を深めたいと思います。
会場ではトーク後に参加者の交流の時間も設けました。ポンプの実物も会場に用意します。積極的にご参加ください。
開催概要
トークイベント:18:30-20:00
懇親会:20:00-21:00(軽食とドリンクあり)
(担当:SFA Japan株式会社 / 営業部 山根 暢仁 )
*5月26日(月)23:00までにお申し込みください
登壇者プロフィール
1981年、大分県生まれ。近畿大学九州工学部を卒業し、8年間青木茂建築工房に勤務。 2012年、神本豊秋建築設計事務所を設立。同年より東京大学生産技術研究特任研究員として、約100年ぶりの東京大学総合図書館の再生に従事。2015年、株式会社再生建築研究所設立。 2018年より、ミナガワビレッジに入居・運営を開始。2022年、文部科学省の学校共創のためのプラットフォーム「Co-SHA Platform」アドバイザリー就任。
プロジェクト事例

COERU渋谷イースト

神田錦町オフィスビル再生計画1

神田錦町オフィスビル再生計画2

神田錦町オフィスビル再生計画3
(作品写真 クレジット:楠瀬友将)
1987年東京都生まれ。建築家。慶應義塾大学、ブリュッセルの設計事務所勤務を経て、2014年にスイスのメンドリジオ建築アカデミーを修了。同年にSho Kurokawa architectsを設立し、建築・家具・プロダクトのデザインやコンサルティングをおこなう。現在は株式会社 IEDIAのChief Experience Officerとしてステークホルダー全体の体験価値についてデザインの側面から統括をする。慶應義塾大学非常勤講師。
株式会社 IEDIA:https://iedia.co.jp/
Sho Kurokawa architects 株式会社:https://shokurokawa.net/
主催者情報
SFA Japan株式会社は、1958年フランス発祥の衛生機器メーカーSFAグループの日本法人で、2011年に設立されました。主な事業内容は、住居および商業施設における排水圧送ポンプの販売、ならびにこれらのアフターサービスです。
同社の製品である排水圧送ポンプは、水まわり機器の汚水や雑排水を大掛かりな工事をせずに排水することが可能で、トイレの後ろや手洗器下など、設置スペースが限られた場所にも設置できる小型のユニットです。これにより、新築時にも既存建物の改修時においても、水まわり設備の計画や増設の自由度が高まります。