水まわりの増設でヒートショックを防ごう!SFAポンプを活用した快適な住まい作り | ブログ | SFA Japan

水まわりの増設でヒートショックを防ごう!SFAポンプを活用した快適な住まい作り

豆知識

冬になるとよく耳にする「ヒートショック」。暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急な変化が体に与えるショックのことです。特に、浴室やトイレといった水まわりは急激な温度差が発生しやすく、対策が欠かせません。今回は、家の水まわり環境を改善しながらヒートショックリスクを軽減できる方法として「SFAポンプ」を活用した増設アイデアをご紹介します。

ヒートショックとは?

ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心臓や血管に負担がかかる現象のことです。特に、暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室、トイレに移動した際に発生しやすく、最悪の場合は心筋梗塞や脳卒中といった重大な健康被害を引き起こすことがあります。
日本の冬は地域によって厳しい寒さに見舞われ、家の中でも場所ごとの温度差が激しい場合があります。そのため、水まわりの環境改善は、健康を守るために非常に重要です。

トイレとヒートショック

トイレとヒートショックについては関係性が昔から強いと言われています。トイレは排水や住宅内での位置づけ上、生活範囲から遠い場所に設置されることが多く、気温が住宅内でも低くなりやすいレイアウトであるケースが少なくありません。

特に夜中にトイレに立って亡くなる方も多く、寝室とトイレの距離の問題は高齢化が進行する中で課題のひとつと言われています。解決策としてはトイレを寝室近く、かつ気温が低くなりにくい位置に設置することが望ましいですが、配管工事が大掛かりになることが多く費用面やその他の制約が大きくなります。そこで活躍するのがSFAポンプです。

SFAポンプとは?

SFAの排水圧送ポンプは、名前の通り、排水を圧送するポンプです。通常、トイレや浴室などの水まわりを設置するには、排水管を重力勾配に沿って配置する必要があります。しかし、家の構造上、設置したい場所に水回り機器を設置するのは難しい場合があります。そんな時に役立つのがSFAポンプです。
排水を上にポンプアップすることができるため、家のどの場所にも水まわり機器を増設することが可能です。これにより、リビングのそばや暖かい場所にシャワールームやトイレを設置しやすくなり、温度差を抑える環境づくりが実現します。

ヒートショック対策にSFAポンプが効果的な理由

暖かいエリアへの水まわり設置が可能

従来、トイレや浴室の設置場所は配管条件に縛られていましたが、SFAポンプを使うことでどこでも好きな場所に設置が可能です。暖かい部屋の近くや暖房の効きやすい場所に水まわりを配置することで、温度差を減らし、ヒートショックリスクを軽減できます。

コスト削減と簡単な工事

SFAポンプは、上に圧送して既存の配管まで排水を持っていくため、床工事などの大がかりな工事を必要としません。これにより、施工期間を短縮できるだけでなく、工事費用も抑えられます。特に、二世帯住宅やリノベーションの際にはコストを抑えつつ機能的な増設が可能です。


SFAポンプを活用した施行事例

実際にSFAポンプを使って、トイレを増設した施工事例をご紹介いたします。

事例①個人邸 部屋の一角にトイレを増設

課題】個人邸の一部にトイレを増設したケース。
通常、トイレを新設する際には太い排水管を床下に設置する必要があるが、今回のケースでは床下スペースに十分な高さがなく、従来の排水方式では設置が困難な状況でした。

また、既存の床面を変更せずにリフォームを行いたいというご要望もあり、従来の工法では対応が難しいケースでした。

結果サニアクセス3を使用することで、既存の床面を変更せずに設置が可能となりました。部屋の隅に設置することで、寒い部屋を通る必要がなくなり、ヒートショックのリスクも軽減。

事例②サニアクセス3を使用して、2階に新しいトイレを設置。

【課題】2階にトイレを増設したいが、排水勾配が取れないため大掛かりな工事が必要。また、トイレに行くためには寒い廊下を歩くためヒートショックの危険性があります。

【結果】使っていない押し入れスペースをリフォームし、サニアクセス3を活用してトイレを設置。寒い廊下を通らずに済むようになり、移動距離が短縮されてヒートショック対策としても有効なリフォームが実現しました。

サニアクセス3は薄型でコンパクトなため、省スペースでの設置が可能です。

また、現在SFA Japanでは9種類のポンプのラインアップがあり、トイレ以外にもシャワー・洗面台など、用途に合わせてポンプを選定できます。

SFAポンプで温度差を減らし安心の家づくりを

ヒートショック対策は、住まいの快適性と家族の健康を守る上で欠かせない取り組みです。SFAポンプを活用すれば、配管の制約を気にせず自由な場所に水まわりを増設でき、温度差を抑える設計が可能になります。
寒さが厳しい冬こそ、家族の健康を守るための対策を始めてみませんか?「SFAポンプ」を活用して、もっと安心で快適な住まいを目指しましょう!

SFAの排水圧送ポンプとは

高速回転刃

トイレからの汚水に含まれる排泄物とトイレットペーパーをポンプ内の高速回転する刃で細かく粉砕します。

圧送ポンプ

細粒化された汚水をポンプで圧送。小口径の排水管で汚水を排水主管まで圧送します。

point

  • ポンプからの吐出排水管が20mm〜25mmの小口径
  • ポンプからの吐出排水の垂直揚程能力3m〜10m
  • ステンレスの高速回転刃で排泄物・トイレットペーパーを完全粉砕
  • ポンプと吐出排水管の接続は付属ジョイントで簡単接続

※サニーキュービック2クラシックは40mm

SFAポンプの動作原理

トイレの排水が流れ込み、槽内の水位が上昇することでモーターが起動します。

時間内にモーター上部の回転刃が、汚物・トイレットペーパー(水溶性)を3〜4秒で粉砕・細粒化します。

細粒化された汚水はいったん槽下層へ滞留し、モーター下部のインペラより誘導され、吐出管より圧送されます。

汚水吐出後、槽内の水位が下がることによってモーターは自動停止します。

排水圧送ポンプの選定

水廻りの問題を解決、正しい製品を選びましょう

製品情報

サニアクセス3は、薄型設計・省スペース仕様です。また万が一の修理・点検時には、吐出排水管を外すことなくメンテナンスできる構造を採用しています。まさに「トイレ増設、超かんたん!」が実現できるポンプです。

サニスピードプラスは、雑排水専用の大容量ポンプです。
手洗器・キッチン・ユニットシャワーの排水など、家庭用・商業施設を問わずにご使用できます。
冷蔵ショーケースのドレンポンプアップにもお使い頂けます。

SFAについて

65年の歴史とともに、全世界で累計1000万台以上の排水圧送ポンプの実績を有する、衛生機器分野で世界をリードするフランス発祥のトップ メーカーです。
バッキンガム宮殿やヨーロッパ最古のカフェ、日本では東京ミッドタウンなど、世界中の様々な建物・施設に採用されています。
SFAの歴史のスタートは1958年。下水処理施設用機械の設計から始まりました。
その後、トイレ用粉砕機の発明により、衛生機器市場に改革をもたらしました。

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