トイレを増設する費用や設置場所は?増設するときの注意点を解説! | SFA Japan

トイレを増設する費用や設置場所は?増設するときの注意点を解説!

プロのアドバイス

家族構成や生活スタイルの変化に伴い、トイレの増設を検討される方もいるでしょう。

トイレの増設や増築をするには、どのような工事が必要で、施工費用はどの程度かかるのでしょうか。

ここでは、トイレを増設する際の費用や設置場所、注意点などを詳しく解説します。

目次

  1. トイレ増設費用・工期の目安
  2. トイレを増設するための条件
  3. トイレの増設ができる場所
  4. トイレの増設を検討する際の注意点
  5. トイレの増設が難しいといわれるケース
  6. SFAのトイレ増設事例
  7. トイレの増設で使える補助金はあるのか

トイレ増設費用・工期の目安

床面積を変更せずにトイレを新設する場合、費用の相場は40〜100万円です。1畳程度の広さを増築してトイレを設置する場合は、70〜200万円です。

2階にトイレを増設すると、1階と比べ平均して10〜50万円ほど割高になります。

一般的なトイレ増設の工期はおよそ3〜7日です。工期・費用の相場は、給排水管の位置やトイレ本体のグレードによっても変わります。

本記事で記載した費用はあくまでも目安であり、より詳細な費用については業者から見積もりを取った上でご検討ください。


トイレを増設するための条件

トイレの増設に必要な最低限の広さは0.4坪、つまり約1畳分ほどです。

一般にトイレの奥行きは80cm程度で、男性が立って利用しやすい距離は最低40cmといわれます。

やや余裕を見るならば、奥行き120cmはあるとよいでしょう。

幅はメンテナンスや交換時の作業を考えると、一般のトイレ幅42cmに加えて30cmの余裕を持って確保しておくことがおすすめです。

また、幅75cm以下だと設置できないトイレがあります。設置条件を確認しておきましょう。

もちろん床面積だけでなく、適切な高さの確保も大切です。

トイレの増設ができる場所

トイレの増設には、現状の間取りを変えるリフォームが必要です。生活動線をよく考え、住みやすさを妨げない場所に増設することが大切です。ここでは、トイレの増設ができる場所を4つご紹介します。

収納スペースやデッドスペースに増設する

空間があらかじめ区切られている収納スペースは、トイレが増設しやすい場所といえます。収納スペースやデッドスペースは、トイレに転用できる可能性が高い場所のひとつです。

押し入れやクローゼットを利用すると、完成後のイメージが容易にできます。またデッドスペースが多い階段横や階段下は、トイレを増設しやすい場所です。

介護の負担を減らすため、あるいは高齢の家族のために増設する場合は、寝室の収納スペースがおすすめです。

1階トイレの上に増設する

1階トイレの真上にスペースが確保できるなら、そこが最もおすすめの場所です。

1階トイレにある既存の給排水管に新たな管をつなぐことで、増設する給排水管の距離を短くできます。そのため、配管工事費用が安く抑えられます。

2階にトイレを増設する際は、検討してみましょう。

2階の空きスペースに増設する

2階にトイレを設置すると、さまざまな利点があります。寝室が2階にある場合、夜中にトイレに行きたくなっても1階まで降りずにすみ安全です。

ゲストが1階にいるときには、2階のトイレなら気兼ねなく使えます。家族が多くても、トイレの待ち時間を減少できるでしょう。

新たな空間を作り増設する

トイレを増設したいと思ってもスペースに余裕がなかったり、間取りの都合上、増設が不可能だったりといったケースがあります。

設置する場所が確保できないときには、家の空間自体を拡張してトイレを設置することもできます。玄関脇のスペースや勝手口の外側など、外観を損なわない場所の増築がおすすめです。

トイレの増築には、壁の解体や屋根の設置など費用・工期がかかります。一方、自由に設計できるため、理想を叶えられる点が魅力です。


トイレの増設を検討する際の注意点

ここでは、トイレの増設を検討する際の注意点を3つご紹介します。

1.寝室近くは音・臭いに気をつける

2階にトイレを増設する場合、給排水管を下の階から2階に伸ばします。

給排水管が寝室の近くを通っていると、トイレの使用音が気になる可能性があります。

収納スペースや1階トイレの上など設置場所の配慮や、壁内の防音処理が大切です。

消臭機能のある便器・常時換気機能付きの換気扇・消臭機能がある内装などの、臭い対策をおすすめします。

2.階段横は転落に気をつける

階段横は、設置しやすい場所の1つです。

一方で夜に階段近くの2階トイレを使用する際、誤って階段から落ちるリスクがあります。

扉の向きや開閉方法に気をつける・ドアは階段から距離を取る・人感センサー付き足元照明を設置するなどの配慮が必要です。

3.電気代・水道代が高くなる

トイレを増設すれば、電気代や水道代が増えます。トイレを選ぶときは、省エネ機能の充実している機種の検討がおすすめです。
また、普段から不要な電気をこまめに消す、便座や洗浄水の設定温度を下げるなど、節電・節水を心がけることも大切です。

トイレの増設が難しいといわれるケース

設置スペースを確保できてもイメージした場所への設置が難しかったり、トイレの機種の選択肢が限定されたりするケースがあります。

マンションや2階建ての家では、排水は横枝管を通り立て管から下の階に落ちます。横枝管には、1mにつき2cm下がる配管勾配の取れる空間が必要です。そのスペースが確保できなければ、配管工事は困難になります。

また、2階以上は水圧が低く、タンクレストイレを設置できない可能性があります。後にご紹介するSFAポンプを使用すると、マンションや庭にも簡単にトイレの設置が可能です。


SFAポンプのトイレ増設事例

SFAグループは排水圧送ポンプで全世界累計1,000万台以上の実績を誇る、フランス発祥の衛生機器トップメーカーです。

ここでは、サニアクセス3のトイレ増設施工事例を4つご紹介します。

【一般住宅】2階の収納スペースにトイレを増設した事例

  • 課題:2階にトイレ増設したいが、排水勾配が取れず大掛かりな施工の必要
  • 解決策:サニアクセス3を採用することで、使用していない収納スペースをリフォームし、わずか1日で簡単にトイレを増設できた

2世帯住宅で、トイレは1階に1つしかなく困っていた事例です。

2階のトイレ増設を希望されましたが、排水勾配が取れず大掛かりな施工の必要が懸念されました。

サニアクセス3を採用することで、使用していない収納スペースをリフォームし、わずか1日で簡単にトイレを増設できたのです。

1階まで毎晩トイレに行くことに苦労されていたご高齢の方が、快適に過ごせるようになりました。

【一般住宅】1階の物置スペースにトイレを増設した事例

  • 課題:使っていない物置にトイレを増設リフォームしたいが、排水管までの距離があり、トイレの設置に費用と時間がかかりそう
  • 解決策:サニアクセス3を採用することで、工事費用を最小限に抑えつつ短期間でトイレ増設

個人住宅の1階にある、使っていない物置にトイレを増設リフォームした事例です。

排水管までの距離があり、トイレの設置に費用と時間がかかりそうな状況でした。

サニアクセス3を設置することで、工事費用を最小限に抑えつつ短期間でトイレ増設を終えました。

【ホテル】リニューアルに伴いエレベーター横にトイレを増設した事例

  • 課題:エレベーター横のスペースにトイレ増設したいが、排水設備がなく排水勾配を取れず設置が難しい状況
  • 解決策:サニアクセス3を用いて既存の立て管へ圧送

都心の駅近くにある入浴施設を、ホテルにリノベーションした事例です。

エレベーター横のスペースにトイレ増設を希望されましたが、排水設備がなく排水勾配を取れず設置が難しい状況でした。

サニアクセス3を使用することで、既存の立て管へ圧送して排水を簡単に可能にしたのです。

低価格で水回りを増設でき、宿泊者の利便性向上につながりました。

【テナントビル】ゴルフスタジオの地下にトイレを増設した事例

  • 課題:テナントビルのため、汚水槽設置などの大かがりの工事が不可能
  • 解決策:サニアクセス3を用いて汚水を天井方向垂直に3m圧送し、既存主排水管へ接続

テナントビルにあるゴルフスタジオの施工事例です。

お客様の利便性を向上させるため、スタジオの地下にお客様用の化粧室を増設したいが、地下に汚水槽を作ることが不可能だった。

サニアクセス3を用いて汚水を天井方向垂直に圧送し、地上階の既存主排水管へ接続しています。

汚水槽を作ることなく、地下に水まわりを設置できました。

上記のサニアクセス3の施工事例の詳しく知りたい方は、そして、トイレ増設によく導入されているその他のSFAポンプ製品の施工事例をみたい方は、下記の施工事例集をどうぞご覧ください。

トイレの増設で使える補助金はあるのか

トイレの増設で使える補助金として、国や自治体の補助金・助成金制度があります。

介護保険住宅改修やリフォーム減税、節水型トイレの導入補助、バリアフリー化支援など、さまざまな名称で制度が運用されています。

少しでも費用を抑えるためには、補助金・助成金制度の上手な活用がおすすめです。申請の時期や方法、条件などを事前に確認しておきましょう。

補助金・助成金については、様々なサイトで紹介されていますので、下記は一部のサイトをピックアップしました。

※SFA Japan株式会社は上記の各サイトの運営会社とは関係ありません。


まとめ

トイレを増設する際の費用や設置場所、注意点を以下にまとめます。

  • 方法や機種で変動するが、トイレ増設の相場は40〜100万円ほど。
  • 工期の目安は3〜7日ほど。
  • トイレの増設に必要な広さは0.4坪以上で、収納スペースの活用がおすすめです。
  • 給排水管の位置や建物の構造上、配管工事が難しいケースもある。
  • 音や臭い、階段周辺での落下の危険性などについて対策を講じる。
  • 補助金・助成金の申請条件をあらかじめ確認しておく。

トイレの増設は、他の水回りに比べると手頃で簡単にできるリフォームです。トイレの増設によって、生活の利便性の大幅な向上が期待できます。

SFAポンプを導入することで、低コスト・短工期でトイレの増設が実現できます。また、設置場所やレイアウトの自由度も向上し、従来の工法では不可能だった場所でも設置が可能になる場合があります。まさに、どこにでも簡単にトイレを増設できる革命的な製品です。

SFAの排水圧送ポンプとは

高速回転刃

トイレからの汚水に含まれる排泄物とトイレットペーパーをポンプ内の高速回転する刃で細かく粉砕します。

圧送ポンプ

細粒化された汚水をポンプで圧送。小口径の排水管で汚水を排水主管まで圧送します。

point

  • ポンプからの吐出排水管が20mm〜25mmの小口径
  • ポンプからの吐出排水の垂直揚程能力3m〜10m
  • ステンレスの高速回転刃で排泄物・トイレットペーパーを完全粉砕
  • ポンプと吐出排水管の接続は付属ジョイントで簡単接続

※サニーキュービック2クラシックは40mm

SFAポンプの動作原理

トイレの排水が流れ込み、槽内の水位が上昇することでモーターが起動します。

時間内にモーター上部の回転刃が、汚物・トイレットペーパー(水溶性)を3〜4秒で粉砕・細粒化します。

細粒化された汚水はいったん槽下層へ滞留し、モーター下部のインペラより誘導され、吐出管より圧送されます。

汚水吐出後、槽内の水位が下がることによってモーターは自動停止します。

排水圧送ポンプの選定

水廻りの問題を解決、正しい製品を選びましょう

製品情報

サニアクセス3は、薄型設計・省スペース仕様です。また万が一の修理・点検時には、吐出排水管を外すことなくメンテナンスできる構造を採用しています。まさに「トイレ増設、超かんたん!」が実現できるポンプです。

サニスピードプラスは、雑排水専用の大容量ポンプです。
手洗器・キッチン・ユニットシャワーの排水など、家庭用・商業施設を問わずにご使用できます。
冷蔵ショーケースのドレンポンプアップにもお使い頂けます。

SFAについて

65年の歴史とともに、全世界で累計1000万台以上の排水圧送ポンプの実績を有する、衛生機器分野で世界をリードするフランス発祥のトップ メーカーです。
バッキンガム宮殿やヨーロッパ最古のカフェ、日本では東京ミッドタウンなど、世界中の様々な建物・施設に採用されています。
SFAの歴史のスタートは1958年。下水処理施設用機械の設計から始まりました。
その後、トイレ用粉砕機の発明により、衛生機器市場に改革をもたらしました。

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