女性従業員を配慮し、下水道設備がない農業作業場に水洗トイレを増設
農業用ハウスに隣接の休息スペースに水洗トイレを設置、簡易な仮設トイレより快適で働く環境を改善につながります。
課題
農業用ハウスの敷地に下水道設備がない場合、トイレの設置は簡易トイレを利用し、定期的に業者にし尿の汲み取りを依頼するのが一般的。
しかし、工事現場やイベント会場でよく見られる一般的な簡易トイレは安価で手軽な反面、スペースが非常に狭く、便槽一体型でニオイが気になるという懸念点があり、収穫作業で女性が多く働く現場としてはより快適な職場環境を改善したい。
高級簡易トイレは数百万円と高額で、小規模企業には導入が難しいのが現状。また、簡易水洗トイレを設置する方法もありますが、便槽の埋設工事が必要で、大掛かりかつ多額の費用が発生するため、導入のハードルが高い。
結果
市販の物置を改造し、農業用ハウスの休憩スペースに独自の水洗トイレを設置。物置内には壁排水タイプの大便器を設置し、その背面の外側に「サニアクセス3」を接続。
「サニアクセス3」は粉砕機能により、トイレットペーパーや汚物を細かく粉砕し、約20mmの細い配管で汚水を建屋の天井方向へ垂直に2m圧送して、別途設置されたし尿専用タンク(500L)へ搬送。
給水は200Lの給水タンクを使用した方式を採用し、下水道設備がなくてもオフグリッドでトイレを設置可能となった。また、換気扇を完備しているため、ニオイの心配もなく、衛生的で快適なトイレ空間を実現。
このように、女性従業員の多い農作業場でも、誰もが快適にトイレを利用できる環境を整え、職場環境の改善につながります。
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